自己啓発

確かに、全てが変わるモーニングルーティーン

朝時間術の第一人者、池田千恵氏の『「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン』朝時間から未来を作るための具体的なノウハウ本です。これでタスク整理がかなりできるようになり仕事が早くなったように思う。

私と「朝時間」の付き合い

思えば、朝時間に取り憑かれたのは学生時代から。テスト前の数日付では処理できない量の課題、消化しきれない過去問ーー。座って勉強し続ける体力がない私に取って、「朝早く起きてやろう」は魔法のフレーズだった。

早く寝れば一応起きられるものの、早朝の気持ちいい時間は心も穏やかになってしまい、結局のんびりして朝時間の恩恵をあまり受けられなかった(苦笑)。
確かもっと昔に発売されていた池田さんの「朝活手帳」・・・朝4時から予定を書き込めるスケジュール帳を買ってみたこともあるが、時間が余るほどあった学生時代、結局あまり危機感がなく使いこなせなかった記憶がある。(朝活手帳は今でも改訂を重ね、最新のものが発売されているみたいだ)

リアクションファーストだったクライアント業務への応用

時はすぎて社会人もうん年目。漠然と仕事をこなしているだけでは成長が止まってしまうという危機感だけはあった。そして、いろんなスケジューリング術の模索の何周目かで、再び出会った池田さんの本著書。とりあえず本業(会社員)にはかなり有効活用できているね、という段階である。

もともとキャリアの初めは代理店でのクライアント対応業務だったので、とりあえずクライアントに対しては早いリアクションで群を抜こうとトライしていた(経験が浅いうちは悪くない戦略だったように思う)。
クライアントだけでなく、パートナー企業の、特にクリエイター系の方々やエンジニアさんには「快適に、力を発揮して仕事を進めてほしい」がために、こちらもとにかく早いリアクション・フィードバックが肝になると考えた。

となると、リアクションを最優先にしている分、「相手がいない自分の新しい企画やじっくりアイデア出しはいつやるんだ問題」が出てきた。
これがまさに、本書のノウハウの肝である①タスク分け+②種まき手法で解決の道筋が経ったのである。(図解と具体例とともに詳しく説明されているので、本書を読んで腹落ちしてほしい部分)

自分のための「種まき」は高難易度。これからもっと活用したい

会社員の傍ら趣味に打ち込んでいる昨今、自分が本当にやりたいことー金にはならないが本当に楽しいと思えることは何かということを考えている。自分の可能性、できることを広げていくためにも、今後は本当の自分のための種まきを本書とともに続けていきたい。

とはいえ、自分のためだけに種まきの時間を作るというのは意外と難しい。自分のリソースをさらに効率的に活用し、さらに人生を面白くしていきたい30代である。