人気のあるシリーズ。自分がいる日本での現状が「なんか違うな~」と思ったら手に取って気取らず読んでみると、気が楽になるような本です。
Contents
なぜ手に取ったのか
日々がつまらない時、この方、著者の谷本真由美さんのTwitterを見る。夢見られがちな外国の話をとりつく島もなくこき下ろしているのが楽しいから(笑)体験談や、グローバルなニュースソースに基づいているからこそ面白い。
シリーズの3を前回読んで、安部元首相の暗殺やエリザベス女王の崩御を経てさらに無秩序化しているような世間についてこの人がどうまとめるか読んでみたかったから。
2週間に一度の「おはよう寺ちゃん」の出演も楽しんでいます笑
印象に残ったエピソード
「リベラルな欧州北米」で進んでいるLGBTQについての理解やSDGsの取り組み。実際どうなの?と言ったところが、背景も簡潔にまとめながらすっと理解できるようにまとめられている。
日本人はなぜ上司を襲撃しないのか?という章にも思うところがあった。欧州(北部)の合理的な文化や超自己中な同級生を見ていて、適度な自己主張をしないとやっていられないところがあるのは当然だったなあと腑に落ちた。
また、理不尽な扱いやブラック職場から一度も転職を試みない知人を見て不思議で仕方なかったが、自分の思う「そういうもの」という基準を書き換えるきっかけがなければ自分も同じだっただろうと思う。
かなりタイムリーで思わずページを行きつ戻りつ考えてみたくなるトピックが満載。
どんな人におすすめ?
日々つまらないなあ。なんかおかしいなあ。と思っている人に、ライトで時にはクスっと笑える時事ネタを盛り込みつつ、好奇心を満たせる著書だと思う。